ヤマメ

サケの仲間で、体長は20~30センチ程度です。
県北の川の上流にも住んでいて、「渓流の女王」と、呼ばれています。体の側面はうすいオレンジ色しており、体全体に黒っぽい斑点があるのが特徴です。特に側面の斑点は大きな楕円形で、側線(水圧などを感じる器官)に沿うようにして、きれいに並んでいます。
 県北では一般にヤマメ(山女)のことを「エノハ」と呼んでいて、自然界のものは大変貴重です。

この魚をなんとか養殖できないものかと、苦労の末、日本で初めて養殖に成功したのが、五ヶ瀬町のやまめの里の社長 秋本治(はじめ)さんです。

今から44年前、ちょうど東京オリンピックの年でした。
その後、全国各地で養殖が行われるようになり、おかげで私たちは、労せずしてヤマメを食べることができるようになったのです。

 姿が美しいだでけでなく味もすこぶる良く、煮ても焼いても美味ですが、特に塩焼きは最高です。卵は淡い黄色でイクラより少し小ぶりですが、これまた非常に美味です。


 近場でヤマメを見るだけなら、延岡市の「すみえファミリー水族館」(TEL 0982・43・0169)に行くといいでしょう。

 

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