県北に架かる長大橋

県北に架かる長大橋

宮崎県北民の生活スピードを変えた

人々の生活を支え続ける橋の数々。深い峡谷や幅広い河川が多い県北には、長さや高さで日本有数というものも少なくない。郷土の橋巡りをしてみるのも楽しそうだ。
天翔大橋は、五ケ瀬川をまたいで日之影町岩井川松の木と同町七折高巣野を結ぶ、長さ463・2メートル、車道幅員5.5メートル、歩道幅員1.5メートルの鉄筋コンクリート固定アーチ橋。水面からの高さ143メートル、アーチ支間260メートルともに日本一。橋の中央には発電用の風車が設置され、夜間照明の電力を賄っている。土木学会賞、プレストレストコンクリート技術協会賞、農業土木学会賞、国際コンクリート連合特別賞を受賞している。

 

青雲橋(日之影町)

青雲橋は日之影町の国道218号に架かる大橋で、水面からの高さ137メートル、長さ410メートル。国道に架かる橋としては東洋一の規模を誇る。

天翔大橋(日之影町)

天翔大橋は水面からの高さ、アーチ支間で日本一。平成12年に開通した。数々の賞を受賞している橋で、龍天橋、青雲橋とともに「日之影町日本一三大アーチ橋」だ。

龍天橋(日之影町)

龍天橋は日之影町に架かる橋長260メートルの林道橋。水面からの高さは100メートル。五ケ瀬川左岸側の宮水地区と右岸側の大人地区を結ぶ。水面からの高さは100メートル。

干支大橋(延岡市北方町)

干支大橋は橋長385メートル。道路がアーチの途中を貫通している中路式鋼アーチ橋というめずらしい橋。日之影バイパスの中では青雲橋に次ぐ長さを誇り、アーチ間の支間の長さ275メートルは国内第3番目。

上岩戸大橋(高千穂町)

上岩戸大橋は高千穂町に架かる長さ410メートルの林道橋。五ヶ瀬川支流の岩戸川に分断された日向地区と日出地区を結び、水面からの高さは122メートル、橋脚の高さ111メートル。林道橋としては橋長、水面からの高さ、橋脚の高さともに日本一。

塩見大橋(日向市)

塩見川に架かる長さ165メートルの大橋。昭和38年度に開通。国道10号の交通量の増加に伴い、下りは旧橋を使用し、上りを増設する形で平成18年3月に4車線化した。

 

 県北はホントに沢山の橋があります。時代を感じるものから、沈み橋までピックアップ

 

神影大橋(日之影町) 

 五ケ瀬川と旧TRの線路をまたぐため、橋台高が高くなっている

 

鉄道橋(日之影町) 

五ケ瀬川に架かる鉄道橋。旧国鉄、旧高千穂鉄道時代は大勢の人や物を運んだ

 

鳴子大橋(門川町) 

鳴子大橋は鳴子川に架かる国道10号の橋。海の景色が美しい

 

 五十鈴橋(門川町)

五十鈴川の河口近くにかかる五十鈴橋。国道10号の一部で交通量は多い

 

 沈み橋(延岡市小峯町)

五ケ瀬川に架かる沈み橋。川の増水時には水中に沈むため通行止めになる

 

 橋の種類

橋と言っても結構、種類があるもんです。とりあえず代表的なこれだけ知っておけばドライブで、尊敬されるかも?


   

 ■桁橋(けたはし)

向こう岸に板や長いものを渡しただけの最も単純なしくみを持った橋です。身近に見かける橋の多くがこの橋です。

 

 ■アーチ橋

虹のような形が、両端からの圧縮力で橋全体を支えるという合理性と美しさを兼ね備えた橋です。歴史も古いです。

 

 ■トラス橋

鳴子大橋は鳴子川に架かる国道10号の橋。海の景色が美しい

 

 

    
     
     

 ■ラーメン橋

主桁と橋脚・橋台を剛結構造としたものです。ちなみに食べるラーメンとは関係ありません。ドイツ語で『骨組み』。

 

■吊り橋

長い支間に適しています。放射線状の主ケーブルを持ち、それが橋全体をつって塔がケーブルを支えています。

 

■斜張橋 (しゃちょうきょう)

吊橋とはちがうのは、主塔からのびたケーブルが直接橋桁につながっていることです。