神楽の裏側 -神楽を支えるおとこ達-

今シーズンの高千穂の夜神楽の最初の神楽宿となったのは五ケ村東活性化センター。住民総出で準備してきた。50歳代を中心とした舞い手のほしゃどんは13人。今年は小中学生4人も参加し、3カ月前から練習を続け本番に臨んだ。
全体を取り仕切った元締めの佐藤文雄さん(74)によると、後継者不足が課題という。「元気がある人じゃないと夜通しで33番は舞えないので、ある程度の年齢になれば引退せざるを得ない。大切な祭りなので、できるだけ続いてほしいんですが……」。裏方の準備も大変で、本来は料理なども男性でやっていたが、現在は女性陣が支えているという。

▲元締めの佐藤文雄さん