主に森や里山で見かける鳥

主に森や里山で見かける鳥


ノビタキ


オオルリ


ジョウビタキ


ウグイス


メジロ


ホオジロ


ヤマガラ


モズ


キジ

【ノビタキ】

スズメの仲間。県北では春と秋に見られる渡り鳥。夏のオスは頭部から尾にかけては黒く、腹部は白い。メスの羽は黄褐色、腹部は白っぽい。冬羽は雌雄とも黄色っぽいが、オス頭部や喉部は黒っぽい。昆虫をとらえて食べる。

【カッコウ】

夏鳥。歌になっているほど良く知られているが、モズやホオジロなど、ほかの鳥の巣に卵を産み落として育てさせる托卵(たくらん)をすることから、”憎たらしい“と、嫌う人も多い。

【オオルリ】

スズメほどの大きさで、暖かくなって東南アジア方面から渡って来る「夏鳥」。メスは茶色ぽい保護色になっているが、オスは文字通り宝石ラピズラズリの鮮やかな瑠璃(るり)色。「ピリーリー」など、澄んだ鳴き声は、ウグイス、コマドリとともに「日本三鳴鳥」に数えられ、最も人気のある野鳥一つ。ただ木々の一番高い場所で鳴くため、見つけにくい。「幸福の象徴」とされる。日本で「青い鳥」といえばオオルリを指す。

【ジョウビタキ】

スズメの仲間の冬鳥。スズメくらいの大きさ。オスは頭上が黒っぽいが、メスは褐色。胸から腹はオス・メスとも橙色をしている。虫や木の実などを食べる。里山や公園などでよく見かける。

【ウグイス】

日之影町の町鳥。スズメとほぼ同じ大きさの留鳥。歌にもなっている「ホーホケキョ」と鳴くのはオス。春になると街に近い林の中で、さえずっているのを聞くことができる日本人に馴染み深い鳥。「日本三鳴鳥」の一つ。

【メジロ】

美郷町の町鳥。スズメより少し小さい留鳥。日本の野鳥では最小の部類。名前の通り目の周りが白い。鳴き方を競う愛好者も多い。

【ホオジロ】

高千穂町の町鳥。スズメの仲間で年中見かける「留鳥」。胴体はスズメのように全体が茶褐色。頭部は白黒の縞(しま)模様で、ノド、ホホ、マユにあたる部分は白い。鳴き声が「一筆啓上仕候」(イッピツケイジョウツカマツリソウロウ)と聞えることで知られる。

【ヤマガラ】

スズメの仲間の留鳥。スズメと同じくらいの大きさ。頭と尾羽は黒っぽいが、胴は黄褐色。昆虫や果実などを食べる。冬場は延岡市城山公園などでも見かける。「おみくじ引き」など、芸をする鳥として知られる。

【コシジロヤマドリ】

宮崎県の県鳥。キジの仲間で大きさスタイルともキジによく似ている。残念ながら県北では見かけない。

【モズ】

スズメの仲間の留鳥。スズメよりひと回り大きい程度で、全体が茶色っぽく、黒っぽい過眼線(かがんせん=目の前後に見られる帯状の模様)がある。昆虫や小さなカエルなどの両生類を襲い、木の枝などに刺す「はやにえ」の習性があることで知られる。

【ヤイロチョウ】

スズメの仲間の夏鳥。スズメとカワセミをたして2で割ったような色をしている美しい鳥。黒く太い過眼線がある。動物食で昆虫やミミズなどを食べる。

【コジュケイ】

キジの仲間。「チョットコイ」と鳴くなじみ深い鳥。しかし、県北では最近少なくなったような気がする。色・形ともウズラに似ている


日本の国鳥「キジ」

【キジ】

日本の国鳥。尾羽の長いスタイルのいい鳥だが、狩猟の対象となる。毎年、愛鳥週間などで放鳥されることが多い。

【ウズラ】

里山や草原に見られるキジの仲間だが、尾は短く体はズングリで、白と茶のまだら色。雑食でオスは精肉、メスは採卵用として、ニワトリの卵と同じように大量生産されているが、自然界ではウズラの姿をほとんど見かけなくなった。