サンショウウオは、カエルと同じ両生類ですが、住んでいる所は渓流などに限られています。 県北では祝子川の上流などで見かけることがあります。 日本特産で、体長1メートルもある「オオサンショウウオ」がよく知られていますが、写真(5月15日撮影)のサンショウウオは「ベッコウサンショウウオ」といい、絶滅危惧(きぐ)種に指定されています。 手のひらに乗るくらいの大きさしかなく、背中がベッコウガメのようなまだら模様をしています。 県北には、ほかに「オオイタサンショウウオ」などが確認されています。
30年ほど前、なんと延岡市愛宕山北麓の谷川で、オオイタサンショウウオとみられるサンショウウオがみつかり、話題になったことがあります。 この時、鑑定にあたった根岸幹雄さん(元高校理科教師・故人)は「もし、昔から愛宕山にサンショウウオが住んでいるとすれば、これは貴重な発見であり、生息地を守らねばなりません」と、話していました。それにしても、どうして愛宕山に・・・。
その直後、今度は北川町市棚(現延岡市)で、やはりオオイタサンショウウオらしいサンショウウオが見つかっています。市棚は北川(小川)の中流で、山間部ですから、それほど不思議ではありませんが・・・。
さらに、20年ほど前、北方町(現延岡市)の城小校庭や日之影町の追川で、オオサンショウウオが見つかったことがあり、住民をビックリさせました。特に城小のケースは、校庭をノソノソはっていたといいますから、あ然です。ともかく、県北にはいないはずのオオサンショウウオがナゼいたのか、今もってナゾです。県北にはいないはずのオオサンショウウオがなぜいたのか、今もってナゾです。 いずれにしても、私たちの住む県北には、豊かな自然がたくさん残っているというアカシでしょう。
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