インタビュー関口哲央

自然、人の良さに惹かれた日向の波に魅せられ、大阪から移住

 

 

〝波乗りパラダイス〟と言われる日向市の抜群の環境に惚れ込み、県外から移住する人も少なくない。平岩の関口哲央(せきぐち・のりお)さん(44)もその一人。
28歳の時に大阪から妻と生後2カ月の長男を連れて移り住んだ。「大学の合宿とかでちょくちょく日向に来ていた。波はもちろん、まちの雰囲気がいいし、自然がいっぱい。人の良さにも惹かれた。住むならこういうところがいいな、子供ができたら田舎で育てたいと思っていた」。
数年前には、自分の両親と妻の両親もこぞって移住。先祖の墓も日向に移した。「来るまではなかなか思い切れなかったようですが、今は『来て良かった』と言ってくれている。近所の人たちも良くしてくれるようで」と笑う。
大阪時代は、和歌山など近場でも2時間以上はかかっていた。今は、金ケ浜なら自宅から歩いていける。小学校からサーフィンを始めた長男は、今年から高校生。県内外のアマチュア大会で活躍する期待の星だ。
「サーフィンだけでなく釣りや山登りなど、遊びの宝庫。最高のフィールドがあるのに活用しないのはもったいない。これからは子供たちにもその素晴らしさを伝えていきたい」。その言葉には力がこもっていた。

 

 

 

 関口哲央(せきぐち・のりお)

昭和41年生まれ。大阪府出身。
日向市長杯のりのりカップ in お倉ヶ浜 サーフィンコンテストの審査員を務める。28歳の時に大阪から家族で日向に移住。関口さんと奥さんの両親も数年前に移住。