日向市駅
 

 
 
 

 いやしのまちづくりへ

 

鉄道高架化、新駅舎建設を中心とした日向市のまちづくりは注目を集めた。平成14年度に中心市街地商業集積のリーディングプロジェクトとして「十街区パティオ」が整備され、その後も駅前8街区リーフギャラリー、モビール13、12街区と整備が進んだ。現在も、整備は続いている。
 宮崎県建築士会日向支部のメンバーらは、日向市駅設計者の内藤廣・東京大学大学院教授らと親交を深め、木をテーマにしたまちづくりについて語り合った。キーワードを「たまり」とし、陽だまり、風たまり、緑たまり、水たまり、人たまりの5つのたまりをまちづくりに生かすことを提唱している。木などの自然系素材を多用した、いやしのまちづくりが、訪れる人たちへのもてなしの空間となる。居心地の良い街には人が集い、コミュニケーションが増えれば活気あふれる街になる。そんなメンバーたちの思いは少しずつ、日向のまちへとあふれている。

 

以前の日向市駅の風景

旧駅舎は富高駅時代の昭和27年に造られ、現駅舎の完

成後に取り壊された。日向市駅への改称は昭和38年、