神面 -おもてさま-

神面は「おもてさま」と呼び、自分の息がかからないように榊を口にくわえて持ち運ぶなど、舞い手たちは神そのものとして大切に扱う。神面を付けた舞いは劇的な神々の舞いであるのに対して、神面を付けない舞いは素面(すおもて)や平手(ひらて)と呼ぶ、氏子たちの豊穣祈願や清め祓いの舞い。いずれの舞いも意味をよく知れば、より楽しめる。
また、舞い手が手に持つ鈴や杖、御幣といった採り物(とりもの)や、所作のひとつひとつにもさまざまな意味がある。