県北で認証されている宮崎県水産物ブランド

宮崎県水産物ブランド品

 いきいき宮崎のさかなブランド確立推進協議会が定める一定の基準に適合した県産の水産物。県内で水揚げされたり、養殖されている魚介類、もしくは県内産の原材料を使用した水産加工品が対象。品質や規格等が特に優れている魚介類や、原材料あるいは製造方法に特色がある水産加工品が対象となる。現在、全部で9つの品目が認証されている。

 宮崎カンパチ(認証第1号)

  良好な漁場環境(環境基準A水域)で、餌に漁連指定の厳選されたモイストペレットを使用し、一貫した飼育管理をしているため、肉質が均一で締まっている。出荷に際しては「自動活け締め脱血装置」を使用し、鮮度と歯触りを長く保てるようにしている。

北浦灘アジ(認証第2号)

 波が荒い日向灘で生息するアジをまき網で漁獲し、人の手に触れずに港まで持ち帰り、餌を一切与えずに1週間以上畜養。その間に胃の内容物を除去することで全身に脂が回り、味がまろやかになる。魚体サイズは100グラム以上とし、活け締めして出荷する。

 

 門川金鱧(認証第3号)

 鱧は門川町沖を中心に、主に底曳網(そこびきあみ)や延縄(はえなわ)で漁獲される。傷みを避けるため、底曳網の操業時間を極力短くし、規格も400グラム以上1キログラム以下のものと定められている。紫外線殺菌した海水で4日以上畜養したもののみを「門川金鱧」と命名している。 

 ひむか本サバ(認証第4号)

 天然漁獲した100グラム以下の稚魚を湾内のいけすで無投薬養殖。出荷前に餌止め(7日以上)し、胃内容物を完全に除去し肉質を安定させた400グラム以上のもの。適度な脂肪含量と生け締めによる肉質保持を図っている。北浦養殖マサバ協業体が平成11年から養殖に取り組む。

 五ケ瀬やまめ(認証第6号)

 渓流の女王と呼ばれるヤマメを、日向灘に注ぐ五ケ瀬川の源流奥深い地にある養魚場で、ミネラルを多く含む水源を利用して育てた。定められた種苗と施設で、無投薬で飼育管理することが条件。塩焼きが絶品で、皮は香ばしく、身はふっくらとして美味しい。

宮崎焼酎もろみ漬け・シイラ(認証第7号)

 県水産試験場が研究開発した焼酎かすに、3枚におろしたシイラを3日間漬け込んだ後、焼いて、食べやすくサイコロ状にカットした。真空パックで包装し気軽に食べられるようにしており、おつまみや食事の一品としても最適。門川町の水永水産が平成21年4月から加工販売している。

 

 宮崎一口あわび  浦の恵(認証第8号)

 殻長5センチ以上10センチ未満のサイズ管理を適正に行い、餌もコンブやスジメなどの乾製品を使用したものに限る。大型の天然アワビは高価で、県の漁業調整規則では10センチ以下の天然アワビは採捕が禁止されているだけに希少性が高い。食感は軟らかく、肝も苦みやえぐみが少ない。

 


注目度上昇中!!ブランド化を目指す水産物


 のべおか活車海老(クルマエビ)

  延岡市漁協が延岡湾栽培漁業協会の優良な種苗を使い、県内で初めて養殖に取り組んだクルマエビ。無投薬養殖で、品質の良い餌を与え、日向灘のミネラルたっぷりの海水で育てた。色鮮やかで、味も形も天然に近いと評判。

 八郎サバ

 日向灘で生きたまま漁獲した夏が旬のゴマサバ(丸サバ)を、北浦湾内で5カ月以上無投薬畜養し、600グラム以上で出荷している。出荷前に餌止めし胃内容物を完全に除去し肉質を安定させた。甘みのある脂が乗って美味しい。

 のべおかソフトシェルイセエビ「YAWARA」

 自然界では年に1〜2回しかしない脱皮直後のイセエビを、その場で急速冷凍保存した。脱皮直後のため殻が軟らかく、まるごと食べられ、殻に含まれるキトサン、グルコサミン、アスタキサンチンなどの健康成分を摂取しやすい。